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「飼い方教室 親の心得」スペシャルコンテンツ
1.犬を飼うための基礎知識
■犬の特徴大解剖(犬の五感)
◆視覚
犬の視覚は近視で色盲です。視力は人間に比べると劣っていますが動体視力は優れています。
また、タペタムと呼ばれる反射膜が網膜に付いていますので暗闇の中でも行動出来ます。

標準的な人間の視力を1.0とすると、犬は0.3程度と言われています。
目の前の33cmより手前の物はボヤけて見えています。
動体視力においては人間の4倍もある犬がいるそうです。
夜間視力においては人間が識別出来る明かりの3分の1の明かりでも識別出来ます

◆聴覚
犬の聴覚は寝ている時にも働いている為、番犬の能力に適しています。
立ち耳や垂れ耳等の違いは、やはり立ち耳の方に軍配があがりますが大差はありません。音を感じる範囲は人間の4倍もあり、人間が聞こえる音の6分の1くらいの音も聞き逃しません。

人間が聞き取る事が出来る高音の4倍の高音を聞き取れます。
大きな予期せぬ音が苦手です。
体の大きさや耳の大きさの違いは、聴覚の能力には余り関係しません。
耳を自在に操って音源を探る事が出来ます。
小さい音や高い音は聞き逃しません。

◆嗅覚
犬の嗅覚は五感の中で一番優れた能力です。犬は鼻が命と言って良い程、この感覚を最大の拠り所としています。
嗅覚は人間の1000倍〜1億倍あると言われています。匂いにより嗅覚の能力が変わる為に1000倍〜1億倍と差がでます。
動物のオシッコや汗等に含まれる脂肪酸の匂いが得意で人間の100万倍〜1億倍の感知力があります。

鼻の頭が濡れてブツブツしているのは匂い収集に役に立ちます。
刺激的な匂いは嗅覚が鈍ります。
嗅覚は生まれた瞬間から老齢まで高い機能を維持します。
鼻には温度を感知する能力も備わっています。
犬同士の情報交換に必要な感覚でもあります。

◆味覚
犬の好き嫌いは味よりも匂いによる事が多いです。人間に比べて味覚は発達していない為です。
舌の上にある味蕾(みらい)と呼ばれる神経細胞が人間の5分の1と少なくしかも、人間が舌全体にあるのに対して犬の舌は前面に集中している為です。甘味・酸味・塩味をある程度認識していますが、苦味や旨味はほとんど感じていないのです。
猫と同じく熱い物は苦手です。
グルメな犬とは嗅覚による事が大きいです。
食事は余り噛む事はせずに、丸呑みがほとんどです。

◆触覚
犬は体を優しく撫でられる事が大好きです。
母犬が優しく舐める行為と感覚が似ている為と言われています。
飼い主に優しく撫でられる事により、リラックス出来ます。
《撫でられて嬉しい場所》
 耳の付け根
 
背中
 

 
犬イラスト
《撫でられると嫌な場所》
 ◎鼻先
 ◎前足の足先
 ◎シッポ
 ◎内モモ

撫でられると嫌な場所でも、飼い主との信頼関係次第では嫌がる事もなくなります。最初から嫌な部分を撫でるのではなく嬉しい場所を撫でてリラックスさせます。そのまま、嫌な場所へと徐々に動かしていってください。


◆犬の特性
犬は発達した脳を持つ非常に頭が良い動物です。記憶を司る大脳新皮質は人間の方が遥かに優れていますが、記憶力が悪い訳ではありません。心の動きを司る大脳辺縁系には、ほとんど違いが有りません。
その為、
犬は人間と同じ位の肉親愛や同情・いたわり等の情動行動が他の動物よりも遥かに優れています。
人間の知能で言うと2〜3歳児と同じ位だと言われています。
記憶力や対応能力・順応性にもすぐれており、訓練する事でより一層の能力を引き出す事が可能です。
約200の単語を理解しているそうです。
人間の言葉は直接理解出来なくても、組み合わせや状況に応じてある程度までは理解出来ているのかも知れません。